沖縄県には万座毛と呼ばれる場所があります。
綺麗な景色の見えるところですが、実は自殺の名所でもあるのです。

私はひとり、2泊3日の旅行で沖縄を訪れました。レンタカーを借り、
ホテルに向かう途中その有名な心霊スポットである
万座毛を見てみようと思いたちました。

駐車場には多くの車があり、夜店の露店のように
食べ物やおみやげ屋がならんでいました。

缶コーヒーを買い、とりあえず辺りを歩いてみました。
遊歩道があったため、看板の案内に従い海の見える場所まで歩いていきました。

平日の昼間にも関わらず、若いカップルや親子連れ、
わたしの様な旅行者が多くいたのは意外でした。

20分程歩き、崖まで辿り着きました。
絵葉書に載っていた象の顔に見える岩もそのままの姿で見つけられました。

その時気づいたのですが、崖から海までは転落防止の柵もなく
飛び込もうと思えばあっさりと行うことができる環境でした。

私は時間もあったため、崖の近くに座りしばらく何もせずにいました。
海をじっと見つめ、写真をとってしまうとやる事はほとんどありません。

ボーっと向かいの岩を見ていたときに私はソレを見つけました。
いつの間にか、崖の端に人影があったのです。
ひと目でソレが人でないことはわかりました。

なぜなら、昼にも関わらずソレは顔や服にあたる部分が真っ黒であり
不自然にユラユラと揺れていたのです。

目をこすり、もう一度人影を見てみるとそこには誰もいませんでした。

もしかしたら、自殺した人の姿だったのかと今にして思います。
怖い体験をしたい方は、一度行ってみることをおすすめします。

関連する心霊情報