霊感のある友人の体験談です。
数年前のことです。
友人に連れられ岡山県の金甲山にドライブに行ったそうです。
草はぼうぼうでロープも張られている麓の廃ホテル(社員寮?)の前を通った時、
そこに白のワンピースを着た女性が立っていました。
「廃ホテルに人がいる」と話すと
「視えた?ここは心霊スポットなんだ」と言われたそうです。
そのまま車で山道を上へ登って行ったのですが、道はくねくねと曲がっています。
なぜか登るにつれ「危ない」と警告が浮かびます。
「気をつけて、スピードを落として」など友人に懇願していたら、
急カーブを曲がったとたん大きなタイヤが道の中央に落ちていました。
夜道に黒いタイヤが見えたかどうか、
そのままスピードを出していたら危なかったと話していました。
頂上のテレビ塔に着いたときは、何事も起こらなかったそうです。
こちらが心霊スポットと思っていたけど、麓の廃ホテルの方だったみたいです。
友人達は「霊感がある人が一人いると、面白いな」と言っていたそうですが、
下りの山道で霊感のない友人達さえも道の側に
沢山の実体のないギャラリー達がにゃにゃ笑っているのは視えたそうです。
なんで笑っていたか、カーブを曲がったらそこに、
タイヤを拾いにきていたらしい、今度は生きた人間が真ん中に立っていたそうです。
今回も警告が頭の中で鳴っていたのでスピードを落とせ!と
運転していた友人に懇願していたそうです。
そのおかげか、回避することができたそうです。
事故がなくてよかった、とそう思ったとき耳元で
「死ねばよかったのに」と声がしたとか。
地元の人は誰でも知っている金甲山、だそうです。
2016年9月8日 at 7:10 PM
「ぎゃ」
「早く!こっち」
突然あがった声に、
なんだと思ったときにはもう誰かが走りだしていて、
何が起きたのかわからないまま私たちは走りだします。
そのとき私たちがいたのは岡山市の南端にある金甲山で、
展望台から『あべのハルカス』がかすかに見えるらしい、
見通しのいい景色を眺めることができる場所でした。
友人がバイト先で知り合った女の子と、
友達同士でどこかへ行こうという話から、
4対4で食事をしてボーリングということになり。
それで食事のときに、
金甲山から『あべのハルカス』が見えるらしいという話が出て、
食事の後に二台の車に分かれて金甲山へ行くことになり。
そして金甲山からの眺めを楽しんでいるときに驚きの声があがって、
わけも分からないまま車まで走ったのです。
「結局なんで俺たち走ったの?」
「え、だって誰かが急に声をあげて走り出したから」
「いや、ハチが急にきてそれに驚いて声は出たけど、みんなが走って逃げていくから」
「そう、それでこっちに逃げてって言ったら、走って車の方に逃げるから」
「急に悲鳴が聞こえて、皆がそっちに走るから、わかんないけどついていかなきゃって」
きっかけはハチに驚いて声が出たことなのですが、
最初に走り出した人が誰なのか位置関係を考えると、
9人目がこの場所にいないと説明できませんでした。
夜の金甲山は走り屋や暴走族がよく来る場所で、
ヤクザが死体を埋める場所だなんてウワサもあり、
スピードの出しすぎで事故死した幽霊だ、
埋められた人の幽霊だとかいわれている場所。
信じたくありませんが、
幽霊を見たのではないのなら、
私たちはどうして一斉に走り出してしまったのでしょうか。