サークルで埼玉県にある橋立川キャンプ場に行った時のことです。
所属していたサークルに子どもを連れて参加しました。
15年以上前のことなので、今はどうなっているのかは分かりませんが、
当時は橋立川キャンプ場にはバンガローが川沿いに点在していました。
幾つかのバンガローがブロックになっていましたので、
サークルで10棟貸し切っていました。
その区画に他の団体が来ることはありませんでした。
子どもを連れて参加したのは私と、もう一人で子どもは3人だけでした。
夜、子どもが迷惑になると、1棟を大人2人、子ども3人で貸切でした。
私は、子どもを背中側にして、壁に顔を向けて寝ていました。
壁が顔のすぐ側でした。
明け方の4時頃でした。
子どもたちが走って笑って騒ぐ声で目を覚ましました。
バンガローの外を何十人かが駆け抜けていきます。
「まだ、4時なのにね・・・迷惑だな」と思いながら
眠さで目を閉じました。
笑い声をたてながら頬をペタペタと子どもが叩いて、そのあとすっと撫でました。
その手を、払いながら「寒い?冷たいね手が。まだ、早いから寝てようね」と言いながら、
うとうとしましたが・・・ふっと、子どもの体温は背中に感じるのです。
下の子がお腹側に回ってきたのかな?
頭側に来たのかな?と見ましたが、いません。
ん?誰もいないのに、頬を誰かがなでたのは何?
頬に冷たい感触が残っています。
ちょっと寒い感じがしながら、また、寝袋に潜り込みました。
朝、起きると一晩中起きていたサークル員がいました。
「バンガローの向こう側に立っている人が怖くて中には入れなかった」
と言います。誰かが、ずっと別のバンガローの向こうに立っていたそうです。
一晩中起きていたサークル員に子どもたちの集団の話をしましたが、
子どもは一人も来なかった、と言われました。
「夢でも見たんじゃない?」と言われましたが・・・どうだったのでしょうか。
今でも不思議に思える出来事です。
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