実家に近い場所にある温泉のバス停は
子供のころから地元では有名な心霊スポットでした。

富山石川の県境の山奥に入る途中にある国道に鄙びた温泉、
川合田温泉があります。

温泉としては、汗もアトピーに効き鮮魚料理もおいしいのですが、
その温泉の坂を上ったところにあるバス停
夜な夜な白い着物をきた女性が出るらしいです。

有名な話で、タクシーの運転手がそこから綺麗な女性を乗せると、
気が付くと消えていた。とか、「曲がれ~」と叫ばれ曲がったら谷底に落ちたとか。

確かに、崖沿いの山道なので事故が無いという場所ではありません。

子供の頃は怖くて、夜通ることになるとお経を唱えてみたり、
親に別の道を頼んだ記憶があります。

大人になってから、夜繁華街のある金沢から帰る途中で
友達とこの川合田温泉の話になりました。

好奇心から、21時くらいから出るらしい・・
という話でその時間通ることにしました。

が、好きな仲間がついでだから降りよう、心霊写真を撮ろう!となりました。
私は正直大嫌いなのですが、まぁしぶしぶ。

で、そのバス停に車をとめて付近をみていました。

私はもともと霊感もなく、そんな体験もなかったのですが、
そういうのに強く感じる友達が真夏なのに寒いとか
「これはやばい」などと騒ぎだしたのですごく怖かったです。

4人で行って、そういうのに強く刺激を受ける子が二人騒ぎ出したり、
写真を撮ろうなんていってたのに早く立ち去ろうという話になりました。

何か感じとったらしいです。
私はその雰囲気の方が怖かった。

結局、運転慣れしているその二人が霊感とか感じない私に
運転を変わるように言われ、私が運転しました。

ほとんどペーパードライバーだったので、別の意味で怖かった。
霊的なものより、事故も怖かったので徐行ほど30㎞くらいで運転してました。

ただ、霊を感じないからか?
運転にただただ集中したからか何事もなく平和に帰ってきました。

今でも、その時の友達の異常な雰囲気を思い出すと寒気がします。

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