北海道美唄市といえば、我路にある円形校舎が有名ですが、
地元では円形校舎よりも、昔の炭鉱町の廃墟の方が心霊スポットとして有名でした。

学校や病院、住宅の跡地が廃墟として残っており、
場所によっては防空壕の跡地が残っているところもあります。

そんな我路の奥地ですが、
そこには白い車で肝試しに行くと帰ってこられなくなるという話があります。

友達から聞いた話によると、
肝試しに白い乗用車で行った4人のメンバーが、
肝試しがてら廃墟を散策して、何も起こらないと落胆して
車で引き返そうとしたそうです。

道は一本道で、迷うはずもないのですが、進んでも進んでも町に戻れない。
ある場所まで戻ってくると、また同じ場所をぐるぐる回っている……。

男だらけの4人も、さすがに怖くなったそうですが、
相談した結果車の中で一晩明かそうということで、
話がまとまり、その夜は車の中でおびえながら夜を明かしたそうです。

朝日が昇り、ダメもとで車を発進させると、
あんなに迷ったのが不思議なくらいあっさりと
街中に戻ってくることができたそうです。

とりあえず近くのコンビニに車を乗り入れ、
一息つこうと車の外に出て、4人は言葉をなくしたそうです。

白い車には、大小さまざまな大きさの手形がビッシリとついていたそうです。
それも、赤い色の……。

洗車してもしばらくは手形が取れず、車は売却されたそうです。

今では、地元の自動車学校でも我路には白い車で行くな…
という話も聞くことがあるという話を噂で聞きました。

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