その道では事故が多く、
その道が使われなくなっても、
事故が多かった理由がわからなかったそうです。
淡路島の洲本市にある横尾トンネルは、
洲本市の中心部から県道46号線を北に進んで、
神戸淡路鳴門自動車道や、
油谷薬師の水を通り過ぎた先にあるトンネルです。
全長約200mの横尾トンネルは、
淡路島で一番長いトンネルでした。
すぐ南に新しい道がつくられたことで、
横尾トンネルを通る道は廃道になっているのですが。
この廃道になった300mくらいの道で、
なぜか事故が多発していたのだそうです。
バイク好きの友人から聞いた話なのですが、
横尾トンネルに続く廃道の入り口は、
チェーンが張られているわけでもなく、
県道46号線からスッと入れるようになっているとのこと。
友人は県道46号線をバイクで通るたびに、
なんとなくこの脇道が気になっていたのだそうです。
それである日、
友人は脇道から廃道に入って、
横尾トンネルの入り口まで行ったそうです。
入り口に設置された金属製の格子戸が、
人が通れるぐらいに開いていたそうです。
トンネルの中には空の棚がズラッと奥まで並んで、
棚がホコリにまみれるほど放置されていましたが、
壁や天井が崩れている様子はありませんでした。
そのままトンネル内に入ることも出来たのですが、
友人はそれができなくなっていました。
友人は横尾トンネルの手前あたりで、
背中にジンジンとした違和感を感じ。
背中の違和感はトンネル入口のあたりで、
痛みの手前ぐらいの強くこわばったような、
とても不快な感覚になっていたのです。
もしもここで動けなくなったら、
だれにも助けてもらえない。
不安から友人が県道46号線まで戻ると、
背中の違和感はスッと消えたのだそうです。
横尾トンネルで幽霊をみた。
私がこのウワサを知ったのが最近のことで、
その事故の多さから、
昔から横尾トンネルは何かがおかしいと言われていたようです。
友人が感じた背中の違和感は、
なにかを知らせる信号だったのかもしれません。
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