秋ヶ瀬公園に行くと、
息苦しくなりません?
あの森のある辺りなんか特に。

あそこ荒川の土手にあるからですかね、
いつ行っても空気が湿ったような感じで、
体に張り付いてくる感じがしません?

秋ヶ瀬公園は浦和駅や県庁の近くにある、
サッカー場やテニスコートにバーベキューの設備に、
野鳥が集まる森や水場のあるとにかく広い公園なので

街の騒がしさから切り離された、
のんびりとできる場所なのですから、
Sがこう言ったことに、
全員がエッ?と思うのも当然のことです。

だからといって、
Sは変わっているで終わらない場所が、
秋ヶ瀬公園という場所です。

街の賑やかさから切り離された公園は、
それだけ影の濃い場所でもあって、
殺人事件の遺体や、
森の奥で首を吊った自殺者が発見された場所でもあるのです。

しばらく秋ヶ瀬公園の話が続いたのですが、
やはりと言うべきか、
Sは感覚が鋭い人間だったらしく。

Sが秋ヶ瀬公園の森に入ったときに、
森から空を見上げると、
空中を横切る白いものを見ていたのです。

その白いものは、
枝と枝の間をスーっと移動していて、
友人たちを呼んだときに見失ったそうです。

Sが見た白いものは、
コンビニの袋ぐらいの大きさで、
風に飛ばされたというよりは、
まっすぐに飛んでいたように見え。

私も見たかったと、
一緒にいた友人たちに言われたそうですが、
Sにしてみれば空気が重いと感じている場所で、
正体不明のモノを見てしまったのです。

Sは秋ヶ瀬公園、特にに対しては、
そうとうな苦手意識が残っているようでした。

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