前橋市の群馬大学医学部の近くには、
イワク付きという言葉がピッタリな大岩があります。

それは岩神稲荷神社に祀られた10mもある大岩、
岩神の飛石のことです。

神社に祀られた大岩と聞くとご利益がありそうですが、
岩神の飛石につきまとうのは「血が流れだした」という
イワク
を感じる話です。

ずっと昔からそこには、
地面から突き出た岩神の飛石があるだけでしたが、
ある時、職人が岩神の飛石にノミを入れたところ、
岩神の飛石からはうめき声と真っ赤な血が吹き出した
そうです。

岩神の飛石の血を浴びた職人は視力を失い
岩神の飛石の祟りを恐れた住人たちは社を建て、
岩神の飛石を祀ったのがこの場所の始まりです。

ご神木が人を祟るという話はよく聞きくのに、
岩が祟るというのが珍しかったので、
友人たちと一緒に岩神の飛石を見に行ったときの出来事です。

私たちは横に並んで岩神の飛石に向かい合っていて、
一番端に立っていた友人が、
ふざけて岩神の飛石を触ってみようと言い出しました。

友人が触ろうとしているのはこの場所のヌシだし、
私達がそんなに軽々しく触るのはとためらっていると、
せっかくきたんだからと言いながら、
友人は岩神の飛石に手を伸ばそうとしていました。

そんなときに、
岩神の飛石の解説が書かれたプレートがゴンと鳴ったのです。

プレートの位置は私の目の前だったのですが、
両手ともポケットに入れていた私には、
プレートを鳴らすことはできません。

なんとも言えない空気になって、
なにも言えなくなっていた私たちには、
目の前の大岩に警告をされているとしか思えませんでした。

岩神の飛石はきちんと祀られているので、
夜にうめき声が聞こえるとか、
雨の日に血が滲んでいるとか、
そういう噂はありません。

だからと言って軽々しく扱っていいものではないことを、
私たちが実感した出来事です。

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