これは私の家から徒歩5分ほどの距離にある心霊スポットですが、
あまり有名ではなく地元の人でも知らない人が多いスポットです。

これは私が中学生の時の体験談です。

友達と3人で近所の山で虫取りをしていたところ、
見慣れない大きな洞窟の様な穴を発見しました。

防空壕じゃないの?とか冗談を言いつつ
興味津々で中へ入って行きました。

中は真っ暗で、持っていたペンライトの光だけを頼りに
奥に進んでいくと、少し広い場所に突き当たりました。

そこで私達は驚愕しました。

そこには原形をとどめていない布切れの様なものや、
骨の様な白い欠片がポツポツと散らばっていました。

私達は恐怖のあまり言葉を失いましたが、
すぐに外に出ようと思い後ろを振り返り歩き出すと、
後ろから複数の声が聞こえてきました。

はっきりとは聞き取れませんでしたが
「熱い」というふうに聞こえました。

理由は解りませんが、推測するに
神戸大空襲で焼夷弾を受けた人達が逃げ込んだ
防空壕だったのではないかと思います。

慌てて外に出た私達は全員で顔を見合わせ
唖然としていたのを覚えています。

特に何か私達の身に起こったわけではありませんが、
その日の晩に不吉な夢を見ました。

ヒューンという音と共に
空から何かが降ってきて辺りが焼け野原になる夢でした。

私には何かの暗示のような気がしました。

祖父から戦争の話は聞いていたので大体の状況は把握出来ました。
すごく怖い情景だったのを覚えています。

好奇心でそういう場所に踏み込んではいけないのだと思いました。

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