旧柳ヶ瀬トンネルは敦賀市刀根にある県道140号線
国鉄・北陸本線の廃線を利用した道路で、
幽霊が出るトンネルといわれていて、
その昔、蒸気機関車の吐き出す煙で窒息死亡事故が起きたトンネルです。

その長さは1.3㎞を超え、
作られたときは日本一の長さを誇った、
鉄道史の初期に作られたトンネルです。

それは前日の雨は止んだものの空は分厚い雲に覆われた日で、
橋脚と崖に挟まれた古臭いトンネルの入り口は
陰気な雰囲気が濃くなっていました。

日中の心霊スポット探索というよりは、
これから肝試をするような雰囲気でした。

本当は歩行者の通行は禁止されているのですが、
少しトンネルの中に入るだけだからと、
私は友人達と並んで旧柳ヶ瀬トンネルの中へ入って行きました。

トンネル内を30~40m進んだあたりでしょうか、
耳鳴りが始まったと思った瞬間に地面から
生暖かい空気が立ち昇ったのです。

トンネルには照明があるからと、
ライトを持って行かなかったのでハッキリと見たわけではないのですが、
私たちの足元の空気が、ゆらゆらと揺れているように見えました。

それが見えたのはわずかの間だけで、
地面を手で触っても熱くも寒くもありませんが、
トンネル内が蒸し暑くなったように感じました

このまま進んだら何が起きるのか、
私はそんな好奇心よりも強くこの出来事に恐れを感じてしまい、
これ以上先へ進むことはできなくなってしまいました。

この出来事の後も、
何度も旧柳ヶ瀬トンネルの名前を聞くのですが、
そのたびにこの時の出来事がよみがえってしまいます。

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