名越切通(なごえきりとおし)は、
逗子と鎌倉を結ぶために切り開かれた古い道で、
名越トンネルの近くに入口があります。
いつ頃からあるのか古すぎてわかりませんが、
山道を歩いて逗子・鎌倉を渡ることができ、
道中にある石碑・遺跡などを見ることができます。
神話の登場人物、
ヤマトタケルが通った道という説もあるようです。
通るのに困難だという「難越」から、
名越という名前になったといわれていて、
山を人が通れるようにしただけの道で、
遊歩道のように歩きやすくはありません。
名越切通には「まんだら堂」と呼ばれる死者を弔なった場所があり、
道の途中では火葬場の近くを通るところもあり、
山道はただならぬ雰囲気を放っています。
たしかに名越切通を歩くのは妙に疲れて、
こういう山道も多少は慣れていると思っていましたが、
予定よりも長い休憩が必要かと。
幽霊やオカルトを信じていない友人も、
名越切通は歩いていると圧迫感を感じると、
いつもとは様子が違うというような場所です。
私たち3人が名越切通を戻っていると、
一番後ろを歩いていた友人が人の足音がするといい、
道の真ん中に岩がおかれている場所で待ってみたものの、
私たち以外に人の姿は見えませんでした。
普段なら気のせいだよと言う心霊現象を信じない友人が、
もう少しで名越切通を抜けるから少し急ごう、
なんていうから余計に緊張がはしってしまいます。
最初は早歩きだったのが、
だんだん駆け足になっていって、
住宅地などが見えるところまで戻ってきたときには、
3人とも疲れ果ててしまいます。
心霊スポットとしては、
山の下を通っている名越トンネルの方が有名ですが、
このあたりの歴史的に、
名越切通の方に原因があるのではないでしょうか。
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