群馬県高崎市にある群馬の森は、大きな公園で、
昼間は子供たちが遊ぶ憩いの場です。

しかし、博物館や歴史博物館などあるが、広い敷地の隅には廃墟のような場所や、
木々が生い茂り薄暗い場所があります。

近くに子持観音がありその慰霊を兼ねて夏場に花火大会があります。

町が主催となるので大きなものではなりませんが、
近場から人が集まり車を群馬の森周辺の駐車場に止め、
近くの花火大会の行われる土手まで歩くひとも少なくありません。

公園自体の閉園は18時半くらいとなりますが、
門を完全に閉めてもすぐ乗り越えられるような作りになっているので
若い人は中に入ってしまいます。

私も大学生くらいの頃に友人数人と公園の中で花火をやり足りないと、
無断で入ってしまいました。

その当時は、閉園時間といっても美術館などを除けば自由に出入りができたのです。

広い公園の中では見通しの良い場所で多少遊んだあと、
奥のほうに遊具があるしとみんなで移動しました。

そこには昼ならば明るい光があふれているはずなのに、
すぐ奥に木が茂っていてなんとも不気味です。

そのまま遊具で遊びながら、もっと奥の北出口のほうへ向かうと
その間にはなんのためにあるのかわからない
土で丘のようになった場や柵がされている場所などがあります。

不気味だと言いながらも、花火大会からのハイテンションもあり
あまり気にせずにどんどん歩いていました。

奥のほうにある回転遊具のそばに子供がしゃがんでいるのを見つけ、
私は友達と離れその子の傍へ行きました。

「どうした?」と聞くと「帰れない」と言うので、
迷子かと思い友人と入口まで連れて行けばいいと思い、
友人たちを振り返りました。

そのあと、また足元へ目を戻すとそこには子供の姿はなく、
かわりに変な落書きが残っていました。

友人たちは、ふいに私が傍を離れたので
回転遊具の先にある自動販売機に用があるのかと思ったそうです。

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