奈良県熊野古道の付近を168号線が通っています。

そこを走って行くと川湯温泉という田舎の温泉街に出るのですが、
その温泉が好きで1年に1度秋になると訪れていました。

なぜ秋かと言うと、夏は暑くて温泉なんて気分じゃないし、
冬は雪で通れなくなるんです。

いつも日帰りの強行で、温泉からの帰りは真っ暗になります。

温泉街に向かう道は崖沿いの一本道で、
かなり道幅は細く、街灯もないのでライトを消すと真っ暗になります。

あまりに危険なので夜に走る車は少ない場所です。
それに、この道を昼間に走っても違和感を感じます。

何かに見られているような、プレッシャーみたいな。
特に谷瀬の吊り橋を過ぎる辺りから気配を感じるようになります。

その日も暗くなる前に温泉街を後にしたのですが、
途中で暗くなってしまいました。

嫌な予感はしましたが、
できるだけ早く帰りたかったので車を走らせ続けました。

すると狭い道に大きな四駆が横転しているのが見えました。
車を止めて確認してもドライバーがいません。

ギリギリ車をかわして走ると、横転した車のドライバーだと思いますが、
真っ暗な道を走って奇声を上げていました。

「出た~」と言いながら、前から走ってきた軽トラに助けを求めています

軽トラが走って来なければ、私が助けることになったのだと思いますが、
何が出たのかは想像ができました。

私もそのあと急に睡魔に襲われたので、
閉店した道の駅まで行き、そこで朝まで過ごしました。

この場所には、ところどころ山の斜面にお墓らしきものがあります。
かなり朽ち果てているのでたしかではありませんが、その影響がありそうです。

私もそのまま走っていたら事故を起こしていたかもしれません。

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