熊本県にある田原坂公園は、地元でも有名な心霊スポットです。

西南戦争の地でもあり、薩軍墓地と呼ばれる墓地が近くにあったり、
その当時の砲弾の後の残った建物も資料館として現存しています。

観光地でもあり、昼間は穏やかな姿を見せています。
一方、夜は地元のやんちゃな子供たちのたまり場になることもしばしばあります。

その中で、代々語り継がれているのが馬に乗った兵士の霊
誰もいないはずの暗闇の中から聞こえてくる
たくさんの人々の話し声など話題に事欠きません。

やんちゃな人達の集会が開かれていた
80年代の頃の実際に体験された人から聞いた話です。

その場所には、当時は怖いもの知らずと言われた若者たちが集まっていたのですが、
その中でもやはり、兵士に追いかけられたとか足をつかまれたとか話し声
姿を見たなんて言うことが噂されていました。

車の乗ってその場から帰るときはバックミラーを見てはいけないと。
何故なら、そこに上半身のない馬に乗った兵士が追いかけてくるからと。

あるいは、原付バイクに乗っていると横をすり抜けられたり
掴まないばかりの速さで追いかけてくる白い人のようなものなど
実際に体験したと言われている恐怖体験談が飛び交っていました。

普段はやんちゃなことをして、強がっている子達もこの場所だけは苦手だったそうです。
そんなある日、実際に車に乗って帰る途中に出会ってしまったそうです。

ミラーに映る馬に乗ったしろ~い兵士の姿がはっきりと追いかけて来ていたそうです。
車の中には数人いたのですが、怖くて叫び声を上げながら必死になって帰ったそうです。

それ以来その子はその場所には行けなくなったと話していました。
その子によれば、夜のある時間になればあの場所では
必ず見れるものだと言っていました。

ここはそのような話がたくさんあるにもかかわらず
事件事故の話は少ないというのも、地元ではその当時の人たちが無念の死というよりは
未だに戦いを続けているのだとも言われています。

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