天神中央公園の東側には昔の県庁舎跡が残されていて、
その辺りを散策すると赤い石碑があるのですが、
そこには福岡藩処刑場跡と刻まれています。

旧県庁舎が完成したばかりの頃に、
この石碑のあるあたりで僧侶の姿がたびたび目撃されていて、
記録を遡っていくと、江戸時代に空誉上人(くうよしょうにん)が
処刑されていた記録が残っていました。

古い地図を見るとこのあたりに川が流れていて、
処刑の後に血を洗い流すのに都合がよかったと言われていますが、
実はこの場所に処刑場があったかどうかははっきりとしていません

ただ、1800年よりも古い時代の石碑が残されていて、
何らかのいわくがある場所なのは間違いありません。

最初にこの赤い石碑を見つけた時は、
公園の片隅にあってみすぼらしいなと思い、
刻まれた文字を読んで驚いたものです。

心霊ということには半信半疑の私ですが、
県庁職員が何人も目撃して、
当時の知事自らが調査したとなると信ぴょう性が増してしまいます。

ちなみに私が福岡藩処刑場跡碑にたどり着けたのは、
スマホのナビに導かれたからです。

私は機種変をしたばかりで、
とりあえず新しいスマホの調子を見ようといろいろ試していて。

目的地に行くには変なルートだなと思いながらも、
一応ナビの指示にしたがっていたら、
この石碑を見つけたのです。

話に出てくる僧侶の幽霊は出てきませんでしたが、
スマホの案内するルートはこの時以外は特に問題がないことを考えると、
私はこの場所に呼ばれたのかなと思ってしまいます。

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