乙女の祈り」は少女が自殺した
宮城県松島町磯崎西ノ浜にある場所で、
自殺の直前に木に刻んだ文章が残されているので、
乙女の祈り」と呼ばれています。

乙女の祈り」にある一本の木には、
詩のような文章が刻み込まれているのですが、
この文章の意味が分かると死ぬといわれています。

県道27号線から脇道に入って、
東の海岸方向に進んだ所にあるのは知っているのですが、
私はこの場所の詳しい場所を知りません。

なのでこれからする話は、
先輩が「乙女の祈り」に行った時の心霊体験談です。

先輩は二回目の探索で、
木に文字が刻まれた場所を見つけ出したそうです。

この場所ではタバコを線香の代わりに備えないといけないらしく、
タバコを吸ったことのない先輩は、
タバコになかなか火がつかないから大変だったようです。

そして先輩が帰ろうとした時、
頭のうしろ毛を軽くつままれたのですが、
その場所には先輩しかいませんでした。

私が「乙女の祈り」の場所を先輩に聞こうとした時に、
あそこへは行かないほうがいい」といわれて、
この体験を教えて貰いました。

文字を刻むために、
一抱えはありそうな樹の幹から大きく樹皮が剥がされていて、
そんな事をするような執念を持った少女の死んだ場所だ。

自分たちみたいに興味本位で「乙女の祈り」へ行って、
自分はたまたま脅かされた位で済んだからいいが、
取り返しのつかない事が起こってからじゃあ遅いんだ。

私は後ろ髪引かれる気持ちでしたが、
知り合いが不思議な出来事を体験したと知って、
怖さから行きたいという気持ちは小さくなりました。

乙女の祈り」を調べていた時に、
下記の木に刻まれた文章を見つけていたのですが、
先輩の話を聞いたあとだと、
謎というより強い執念を感じてしまいます。

コノ時ヲモッテ乙ノ限界ヲ知ッタ
大自然ニ生キルイギヲ失ウ
乙ハ死ヲ持ッテ
コレヲ征服セネバナラナイ
昭和四六 二 一男

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