これは、自身の心霊体験になります。
私がまだ高校生だったある夏の日のできごとです。

その頃、私は東京都下の立川市に住んでいました。

そこは基地の町で、家は借家で
米軍立川基地(キャンプ・フィンカム)がある
精悍な住宅街にありました。

私は深夜1時過ぎに寝床に入り眠ろうとしましたが、
中々寝付けずにまだ意識ははっきりしていました。

そうすると枕元の引き戸がスーっと開いたのを感じました。

初めは母が様子でも見に来たのかと思い、
そのまま目を瞑っていましたが、
なんか異様な雰囲気が伝わってきます。

凄く鋭い視線を背中に感じ、
なんか嫌な予感があふれ出てきました。

だんだん心臓の鼓動も早くなりそのままじっとしていると、
急に枕元で足踏みが始まりました。

心の中で「エっ、嘘でしょ!?」と叫びましたが、
そのうちにその足音は私の頭のほうから
足のほうへ移動して行きました。

あまりの怖さに身動きせずにいましたが、
足音は段々と大きくなっていきます。

でも怖くて目は開けられずにただ固まっているだけです。

ダダダダダ~ダダダダダ~とその足音は段々大きく早くなって、
私の寝ている布団の周りを駆けながら回りだしたんです。

その間中、生きた心地がしないでただ嘘であって欲しい、
夢であって欲しいと願っていました。

すると急に足音が私の足先のほうでピタリと止まったかと思うと、
急に足先が重くなりました。

そこから段々と上に向かって
何かが上って来るのがハッキリ分かりました。

身体は金縛りに合ったかのようにまったく動けないし、
声も出ません。

でもその何かは徐々に胸のあたりまで来て
どんどん重くなってきます。

もう駄目だと思い最後の力を振り絞り、
手を伸ばし電気を付けたんです。

でも電気はちゃんと付きませんでした。

その当時、私は横着して電気のスイッチの先に
紐を付けて長くして、寝ていてもスイッチを付けたり
消したりできるようにしていました。

その紐を思いっきり掴んで引っぱりました。

その瞬間に金縛り状態からは開放され
その「何か」の気配は消えていました。

しかし、その引っ張って付けたはずの電気は
ちゃんと点灯しなかったんです。

付いたり消えたりを繰り返すばかりで、
思い切って立ち上がり電球をチェックすると、
なんと寝る前までちゃんと点灯していた電球が
緩んでいて付かなかったんです。

先ほど開いたはずの引き戸は閉まっていましたが、
その引き戸を開けると真正面に鏡があります。

その鏡には私の顔が映っていましたが、
顔面蒼白で汗びっしょりでした。

そして、夜明けともに、この出来事を父母に話しましたが、
取り合ってくれず笑い話になってしまいました。

良く考えると当時の借家は元米軍ハウスと呼ばれていて、
米軍兵が借りていた家なんです。

もしかしたら、その借りていた軍人が
戦争へ行って戦死してしまい、
どうしても家族の元へ帰りたい一心で
足だけ帰って来たのでしょうか。

これが一番初めに体験した心霊現象で、
一番怖い体験でした。

何十年たった今でもあのときの身体にかかった重さと感触は
忘れることができません。

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