友人達と高知へ旅行へ行った時に、
足摺岬の7不思議へ訪れた時の話です。
足摺岬は特に心霊やオカルトに興味を持っていない私でも、
足摺岬が自殺の名所と言うのは知っていたので、
それだけ有名な場所なんだろうと思いました。
足摺岬の7不思議には『地獄の穴』という、
岩が集まっている場所に小さな丸穴が開いている場所があります。
そこにお金を投げ入れると、
チャリンチャリンと響きながら、
金剛福寺の下まで転がっていくと説明があります。
穴を見守るように並んでいるお地蔵さんもいて、
何かパワースポット的な効果がるように思えます。
友人が10円をサイフから取り出し地獄の穴へ放り込むと、
チャリという小銭の山の上に落ちたような音がします。
穴の中はよく見えないのですが、
どうやらこの場所を訪れた人たちの積み上げた小銭が、
地面の下で山のようになっているようです。
それこそ地獄まで続いていると思えるような音を期待していたのに、
実際には貯金箱にお金を入れたような音なのは残念でした。
まあこれも縁起物だと、
私も10円を一枚地獄の穴に放り込みます。
ところが、
さっきはすぐにチャリと聞こえたのに、
私の10円が落ちた音が聞こえません。
別の友人が10円を穴に入れると、
硬貨の山に落ちる音が聞こえます。
なんとなくすっきりとしなかった私は、
今度は穴の真ん中に合わせて10円を落とし入れます。
今度は硬貨の山に落ちる音が聞こえたのですが、
なんだか距離のある所に落ちたように、
音が小さいように感じます。
家に帰ってそのことを家族に話すと、
私がまだ小さかったころに、
父方の遠縁の方が自殺したことを教えてもらいました。
なんでも、
高知へいくと書き残して行方不明になって、
その時はちょっとした騒ぎになっていたそうです。
地獄の穴の説明には、
地獄に落ちた祖先を救う事になる、
そんなことも書いてあったのですが。
そのことが何か影響して、
私の入れた10円が落ちた音がおかしかったのでしょうか。
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