自分の出身地が北海道網走
高校生の時に幽霊がよく出るという網走刑務所囚人墓地の話を聞きました。

それは知り合いの先輩が車で囚人墓地に行った際、
車が急に動かなくなり、車を外からドコドコとすごい叩かれたような音がして、
その後に車が動き、急いで帰ってコンビニに車を止めて外に出ると
車じゅうに無数の手の後がついていました。

その車は実際にその後、廃車になっています。

そういった話が多数あったので、
高校生の時に友達三人と肝試しで囚人墓地に行って見ました。

最初は全く信じていなかったんですが、
着いた時にはとてつもなく不気味でした。

しかし、友達もいる手前、びびって帰る訳にも行かず、
墓場の中に入って行きました。

街灯等は一切なく、懐中電灯だけでした。
少しずつ進んで行くと明らかに変な音が聞こえて来ました。
コツン、コツン、と何か堅い物が打つかっているような音でした。

正直、その時点で皆、びびっていましたが
お互いに最初に帰ろうとは言えず、そのまま奥に行きました。

すると、どんどんコツン、コツン、という音が大きく
そして早くなりました

最終的に、コツ、コツ、コツ、コツと一秒間に何回も鳴るようなった時、
友達の一人が「あっ!!」と言った瞬間、懐中電灯の電気が消えました

その瞬間、皆全力で走りました。
無我見中で気がついた時には墓地の入口まで戻っていました。

本当に怖くてすぐにでも帰りたかったんですが、
友達の一人がいなくてしょうがなく戻って探すと何故か1つの墓の前に座っていました。

話し掛けてもろくに返事もしなかったので無理矢理連れて帰りました。
墓地から離れるとその友達は普通でしたが
自分が墓地の前に座っていた事は覚えていないと言っていました。

家に帰る途中に気になっていた事があり、
「あっ!!」と声を出した友達が何で声を出したのかが気になり聞いてみると、
1つの墓に老人が座ってこちらをすごい顔で睨んでいたと言うのです。

しかもその墓は座りこんで動かなかった友達のいた墓でした。
その日から一度も肝試しは絶対にしていません。

本当に怖かったです。

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