静岡県富士宮市の県道71号線沿いにある
廃ラブホテル「青い鳥」を私達が訪れたのは
10月の風が冷たくなっていたころで、
「青い鳥」のあたりはいちだんと寒いと感じたのをおぼえています。

ラブホテル「青い鳥」では女性が殺される事件があり
殺された女性の幽霊が目撃されるようになって、
客が来なくなって廃墟になったと聞いています。

私たちはホテルを見るだけのつもりだったのですが、
「青い鳥」の入り口を塞ぐ板は外されていて
入ろうと思えば入れるようになっていました。

そこがいわくのある場所だとは知っていたのですが、
私達は好奇心に負けてホテルの中に入ることにしました。

ホテル内はゴミが多くて、
捨てるのが面倒なゴミを「青い鳥」に持ち込んでいるような感じで、
入り口が開いていたのもゴミを持ち込むためのようです。

扉の開いていた部屋の床には雑誌等で埋め尽くされていて、
青い鳥がいわくのある場所というのを忘れて、
全員しゃがみこんで「こんなものがあった」とはしゃいでいました。

しばらくしてその部屋を出ようとした時、
Sがボーッとしたような表情になったと思ったら、
急に倒れこんだんです。

みんな驚いて、
大丈夫かと声をかけるのですが、
Sは返事をするけど体に力がありません。

寒いくらいの温度なのに額から汗が出ていて、
呼びかけには反応するけど「あぁ」とかそんな感じで、
うなされているようでした。

Sの両脇を支えて立たせても、ぜんぜん力が入らないので、
そのまま引きずるように「青い鳥」から外に連れだし、
とにかく「青い鳥」から離れようとしました。

移動している間もSは着ていた服が湿るほど、
体中から汗をだしてして、
私達はどうすることも出来ませんでした。

とりあえず車を止められる場所についたころには、
Sも意識がハッキリとしてきて、
「水」「暑い」と言うようになっていて。

グッタリとしているものの、
汗が止まってちゃんと会話できるSの様子に、
私達もやっと安心することが出来ました。

病院で診察しても異常は見つからなかったそうで、
Sは立ちくらんだだけといっていますが、
あれは普通ではない汗の量でした。

今までは軽く考えていましたが、
身近でこんな体験をしてしまうと、
いわくのある場所へは立ち入ってはいけないのだと思っています。

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