国立感染症研究所が建設中の1989年に、
地面を掘り返すと無数の人骨が見つかります。

もともと陸軍軍医学校があった場所ということもあり、
戦時中に亡くなった兵士の遺体と考えられ、
それ以上調査されることはありませんでした。

ところが、
人体実験の悪名名高い731部隊の本拠地が
陸軍軍医学校にあったことで、
発見された人骨は人体実験で殺された人の
遺体なのではないか
とウワサを呼びます。

人体実験に使用された遺体を埋葬するのを手伝った、
そう告白する陸軍軍医学校の職員だったという人物もあらわれ、
オカルト好きの間ではいわくつきの場所として知られるようになります。

私もこの話に興味があったので、
国立感染症研究所の近くで誰でも自由に行くことができ、
この下にも人骨が埋まっているとウワサされる戸山公園を訪れました。

オカルト好きとしては
寂しい公園の方が雰囲気があってよかったのですが、
戸山公園は本当にのどかな公園で、
地方から遠征した私は何よりもその広さに驚いていました。

人骨が埋まっているとウワサの広場の写真を撮って、
次のスポットへ移動しようとした時です。

まだ日も高いのに、
夜中に聞こえるネコの鳴き声のような声が
どこからか聞こえて来ます。

辺りは赤ちゃんどころか人気がなかったので、
ネコが何処かでないているなと思ったのですが、
こんな時間にネコは鳴きません。

もっと年上が大声を出してるようだったぞと、
さっき聞こえた声を思い返して、
自分の心臓が脈打つ音が大きくなります。

自分の足元には、
人体実験で殺された人が埋まっているかもしれない。

そんな風に考えると、
一歩前に出るだけで何か起こるような気がして、
私は怖くて動けなくなってしまいました。

とにかくじっとしていても仕方が無いので、
気合を入れるためにヨシと声をだして、
大股の早歩きで戸山公園を立ち去りました。

その後立ち寄った神社やお寺の力なのか、
心配していた金縛りもなく、
私は無事に家に帰ることが出来ました。

それから私は公園が苦手になって、
公園の近くを通るときは早足で通り過ぎるようになりました。

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