まとまった休みを取ることが出来たので、
熊本へ旅行へ行ったのですが、
初日から高熱をだしてしまい、
せっかく趣味の遺跡まわりをするために、
レンタカーを借りたり色々と準備をしていたのですが、
阿蘇郡の満願寺にある臼内切(うすねぎり)
訪れるだけの旅になった話です。

臼内切はキリシタンがひっそりと住んでいた集落があった場所で、
キリシタン弾圧が激しくなる中、
臼内切に住んでいた12家族の首は切り落とされてしまいます。

臼内切は今では草原になっていて、
フェンスで囲まれているので立ち入ることは出来ませんでしたが、
悲惨な歴史の現場にいると思うと自然と手を合わせてしまいます。

その日の夕方から具合が悪くなり、
体温計を借りて体温をはかると39℃近くで、
宿には悪いですが様子を見させてもらうことにしました。

熱でろくに体を動かせないまま横になっていたのですが、
静まり返った室内で耳鳴りが聞こえてきます。

熱で朦朧としながらまぶたを開けると、
布団の端の方から私の体の方に向かって、
シミのように広がる重さのない何かが布団の上に乗っていました。

昼間に臼内切に行ったからでしょうか、
耳鳴りが悲鳴のような言葉に聞こえだしてきて
熱で心も麻痺し怖いとか恐ろしいとか感じることが出来ないままでいると、
シミのようななにかの気配は引いていき耳鳴りもやみます。

翌日の朝になると、
熱は38℃近くありましたが体は随分と動くようになったので、
気味の悪さもあって予定は切り上げて帰ることにしました。

友人にこの話をすると夢でも見たのだろうと言われますが、
直前に水分補給をしたあとなので絶対に夢ではありません。

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