山形県鶴岡市旧加茂坂トンネルには、
がひそんでいます。

もう随分昔の話なのですが、
私たちは虎を探しに旧加茂坂トンネルを訪れました。

虎といっても虎の彫刻なのですが、
この虎の彫刻はトンネル入り口に飾られていて、
元々は龍と虎の彫刻が、それぞれの出入り口に
飾られていたようです。

トンネルを広げる工事のときに、
龍は行方不明に、虎は場所を移動したと私たちは聞いています。

旧加茂坂トンネル入り口で私たちは、
生い茂る草に隠れていた虎の彫刻を見つけます。

威嚇の表情をした虎の彫刻が、
じろりと私たちを見ていています。

私はその表情を見て、
ネコみたいな表情だと思っていました。

虎の彫刻を見ていると、
友人Hが「ウォ」と言いながらのけぞり、
その声を聞いた残りの友人たちが一斉に逃げ出します。

私も友人に肩を叩かれて、
逃げるように促されます。

私は何が起きたのかわからないままで、
友人たちの後を追いかけます。

旧加茂坂トンネルから逃げる車の中で話を聞くと、
自分を睨んでいた虎の顔が近づいたというのです。

友人たちが私を驚かそうとしているのだと思いましたが、
その様子は本当に慌てています。

こけて手のひらをすりむいたり。

車に乗るときに肩をぶつけたりする様子は、
とても演義とは思えませんでした

旧加茂坂トンネルで虎の彫刻を見つけると、
怪我をする
といわれていることを知るのは、
ずいぶんと経ってからになります。

旧加茂坂トンネルの名前を決めるときに、
ヘビとネコを戦わせたという話も聞きます。

その時に何かがあり、
ネコの霊が虎の彫刻を通して怪我をさせるのかもしれません。

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