先月の話です。

あれは江ノ電七里ヶ浜にて
海水浴を楽しんだ後の帰りでした。

江ノ電車内は海水浴帰りの若い男女で溢れかえっていて、
かなり賑やかでした。

そんな中、5歳くらいの少女
お母さんの二人組にが目につきました。

その少女は、色白で髪型は三つ編み、
眼もクリっとしていて一言で言えば美少女
と呼んでもいい外見でした。

電車内が物凄い賑やかなのに、
この親子は直立不動で無言。表情も無表情。

瞬きもせず、どこか一点を見つめている感じでした。

あまりに微動だにしない為に、
しばらくずっと凝視してしまいました。

夏なのに全く日焼けしていない少女

透き通るような白い肌。外見は少女なのに、
雰囲気からどこか大人っぽい印象もありました。

私から少女に眼を合わそうとしましたが、
それでもどこか一点をずっと見ていて
こちらには一切眼を合わそうとしない。

そんな感じで2駅ほど過ぎ、
江ノ電長谷駅に着きました。

まだ扉は開いてません。

その時、電車の窓から夕陽が差し込んだので、
私は一瞬窓に目を向けました。

時間にして1秒ほどだったと思います。

夕陽を見て、またすぐにあの親子が気になり
車内に目線を向けました。

その親子はいませんでした
まだ電車の扉は開いていません。

私は、アレ?さっきまで直立不動で立ってたよな。
おかしいな。と思いました。

この混雑してる車内で移動したとは思えない。
私は、あの親子どこ行ったんだろ。と辺りを見渡しました。

どこにもいません。
ちょっと気味が悪いな、と思っていたら扉が開きました。

そして何げなく窓を見たら、
窓から10メートル先に踏み切りが見えました。

そこにその二人の親子は立っていました。

扉が開く前に姿を消し、
扉が開いた瞬間に踏み切りにいる二人の親子

あの親子はいったいなんだったんだろう。

今でもその少女の顔は覚えています。
あまりに美しかったので。

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