夏休みに、アパートに住む同年代の子供たちを集めて、
マイクロバスを借りて石見銀山(町並み地区)へ行きました。

以前行った事がある私は案内役兼、
仕事で同行できない親の代理として同行しました。

田舎と言っても地方都市へ帰省する子供達は、
里山という雰囲気の中を移動するのが楽しそうでした。

移動が多いから子供の足だと楽しんでもらえるだろうか、
不安でしたが大丈夫だったみたいです。

気になったのが何もない所を指して、
あれなあにと聞いて来る子供がいた
事です。

場所によって何かを感じる子は違うし、
すぐに感じなくなります。

私は見た事のない景色の中で、
出来事が全て不思議に見えるのだろう、
そう思っていました。

世界遺産に登録されると、
石見銀山の案内から名前が消えた場所があります。

罪人達の処刑場跡地と、
処刑された人を埋めた千人壺です。

私が以前石見銀山を訪れた目的が、
この2箇所だったのですが。

子供達が指す方向が、
処刑場跡千人壷だったのは本当にビックリしました。

罪人を処刑する場所と、
死体を詰め込む為の穴。

世界遺産登録を目指す頃から、
ほとんど管理されなくなったと聞いていましたが。

特に千人壷は、
このまま木々に埋もれるのでは無いかという様子で。

罪人の死体がある場所だと思っていたので、
その場所にいる事が怖くなったのを思い出します。

子供には違う世界も見えていると聞いたことが有り、
事故で死んだ鉱夫の方がさまよっていてもおかしくは無い。

気にしすぎだとは思いながらも、
帰る前にお寺の方向に向かい、
何もない事を祈って帰りました。

その後アパートで話を聞く限りでは、
何も起こっていないので、
ホッと胸をなでおろしています。

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