岩手県奥州市には「夢の架け橋(正式名称:夢乃橋)」
と言われている橋がある。

元々新たな観光名所をという目的で作られた橋だが、
自殺不審な事故が相次ぐため自殺の名所として知られている。

近隣の住民からは、あまりにも大きくて立派な橋なので
自殺の名所になってしまうのではないかとして
反対の声も多かったのだが当時の市長が強引に建設を進めてしまった
という裏話がある。

もしかしたら私が最初の自殺者になるかもしれない
というジョークまで飛ばしていたようだ。

また、どうかフェンスなどの対策は充分にという
住民の声も反映されることはなく
大きな橋の真ん中あたりは景観を重視して
申し訳程度のフェンスしか設置されていない。

黄泉への架け橋の完成だ。

投身自殺などで命を落とす人も多いが、
吸い込まれるようにして橋から落ちる車もたびたび見られ、
死者が後をたたない

自殺の名所が作られることのないようにという
住民の願いが叶うことはなかった。

もともと岩手県は全国でもワーストクラスの自殺率
ということで知られている。

もともと東北各県では日照時間の関係から
精神を病む人が多いという説が有力視されているが、
その対策が後手後手に回っているため
一向に自殺者が減らないということも指摘されている。

電車への飛び込み自殺が多発する地域で電車が遅延すると、
死者が出たというショックより
先に目的地へ遅刻せずきちんと到着できないだとか
待たされることにイライラすることに気を取られてしまうように、
日常的に人が死ぬということは安全管理の意識を
麻痺させてしまうのかもしれない。

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