R2からR182に入って道なりに北へ、
地図で見ると加茂町の房丸神社近くの赤い橋(三曲橋)が目印の
大きく曲がった道路の近く。
車を退避させる場所にあるフェンスの向こう側にある、
地図だど池のように見える貯水敷設につながる用水路、
この用水路で二人の女の死体が発見されてから
赤い橋の近くでワンピース姿の女が出る。
そんな話を聞いた大学生のW君達が
タウン情報誌でR182沿いにあるお店などの紹介を読んだこともあり、
太陽が出ていれば大丈夫だろうとドライブの帰り道に
三曲橋に行った時の話です。
女2人と男3人で女Aの運転する車で女Bが助手席に乗ってドライブへ。
車のラジオから聞こえるAMの地域情報バラエティ番組にツッコミを入れたり、
山の中でこだわりのランチや道の駅で特産品を使ったアイスを食べ。
W君が気になる人がいるけどどう誘ったらいいかわからないと言えば、
女2人にお前たちはその前に免許を取れと言われたりしながらの帰り道。
予定よりだいぶ遅れ夕日で雲が紫色になったころ、
赤い橋を渡った先にある退避場所に車を停めたものの、
軽い気持ちで行くには何かが出る雰囲気が漂う空にこのまま帰ろうかと話をしていた時。
車を待避所に止めてからR182を車が4、5台通りすぎた位でしょうか、
ラジオの音声に交じり聞き取りづらいけど女性の声で。
「こ・・・きを・・・さ・・・」
ラジオからは相変わらずアナウンサーの会話が流れる中、
誰かがやっと音声が混線でもしたのかなと言って緊張が薄れる中。
ハンドルを握った女Aは混乱したままで、
顔から汗を出して正面を見たまま問いかけにも上の空。
女Bの運転でその場から離れて途中のショッピングモールで女Aが落ち着くのを待ち、
その日はW君の部屋で一晩過ごしてから近くの神社にお参りをしたそうです。
2015年8月9日 at 4:03 PM
国道182号線の「三曲橋」から道の駅
「さんわ182ステーション」の区間は、
勾配のキツイ坂があり場所によっては
ガードレールを越えたらすぐに谷という道路で、
事故の多さからスピードへの注意を呼びかける看板が多く。
この区間は「アソコでバイクがスピードの出しすぎで」
「ココで車が事故を起こして」から始まる、
幽霊が出ると言われる箇所が幾つもあります。
仕事でこの区間を週に何度も通るSさんに話を聞いたのですが、
言われているような幽霊を見たことはないのですが
一度だけ不思議な体験をされたそうです。
いつものように外注先に部品を届けた帰り道、
道の駅でタバコと缶コーヒーで休憩を取ってから
車を出発させたのですが、しばらくすると眠気が襲ってきました。
Sさんが運転する車の前後には数台の車が走っていて、
もう少し進めば車を停めても交通の邪魔にならない、
そこまではなんとか耐えるんだと思い。
ラジオの音声を大きくしたり声を出したり、
ほっぺたや太ももを叩いたりしたのですが眠気は増すばかりで。
目に見える風景もハンドルを握る手も他の誰かがやっている事のようで、
ラジオパーソナリティの話す声もだんだん意識から遠くなり、
いつ意識を無くしてもおかしくない状況で走行していると。
バンバン
突然の音に眠気が消えたSさんは
車同士の接触事故を起こしたと思ったのですが、
ハザードを点けて車の退避場所に入っても
前後を走っていた車はそのまま行ってしまい、
車の周りを見てもぶつけた跡やこすった跡はありません。
引き返して見ても動物が倒れていなかったので、
事故を防いだ音が何だったのかは確かめられなかったそうです。