奈良県にある屯鶴峯は、一面真っ白な凝灰岩の層で出来ており、
これが遠くから見ると白い鶴が屯している様に見える
ことからこの名が付きました。

屯鶴峯は昼は景勝地として観光客も多数来られます。
また、地下には元々陸軍が使用していた全長2kmにも及ぶと言われる
地下壕がありその手のマニアにも定評があります。

しかし、夜になるとここはその顔を変えます。
上記の地下壕は強制労働で連れてこられた朝鮮人の方々に
掘らせた歴史があり、また不気味な雰囲気から

・空に多数の人の顔が浮かんでいた。
・壁から壁へ消えていく作業着の男が出る。
・夜行くと、銃声が頻繁にする。

などの怪談もあります。

ここからは私の心霊体験です。
あれは私が学生の時分ですので、丁度10年程前でしょうか。

私は当時付き合っていた彼女と、友達とで深夜に
屯鶴峯へ肝試しに向かいました。

これまで昼には来たことはあったのですが夜は初めてで、
なるほど不気味な雰囲気でした。

駐車場で車を降りると辺りは異常な静けさで、
風が木の葉をゆする以外は虫の鳴き声すら聞こえませんでした。
「気味悪いな・・・」などと会話を交わしながら私たちは進みました。

入り口の階段を登るとまず森があるのですが、
足を踏み入れた瞬間ゾクッとして急に鳥肌が立ちました。

それでも気にせず奥に進もうとすると、
左側の木々の奥から風で葉っぱが揺れる以外の音で
”ザッザッザッ”と、動物ではないナニカ
こちらに向かってくる足音の様な音がします。

しかし後の二人は何も気づいていない様です。

おかしいおかしい、何でこいつら気付かないんだ?
てか明らかに音が大きくなってるし、何も見えないのに視線を感じる・・・。

私は元々ビビりな性分でもう限界であった為、
「何も無いみたいやし、何も見えへんしもう帰ろうや」と二人を促しました。

二人も少し退屈してた様でそれに賛成し車へと向かいました。
それでも音は付いて来ていましたが・・・。

車まで戻ると音は消えていて、
帰り道でも事故をすることなく無事帰宅しました。

しかし、後日友人に話を聞いたところ
しっかりお持ち帰りしていた様で、帰宅して寝ていたところ
息苦しさを感じめ目覚めたそうです。

すると金縛りになっており、何とか動く目で横を見ると
うつろな目の男性が座っており、よくは聞こえませんが
何かを喋っていたそうです。

そこで友人は気を失い、起きると朝になっていたそうで
それ以外は私含め誰も何も起きていないので良かったと思います。

最後になりますが、屯鶴峯の凝灰岩地帯は
とても滑りやすい上に足場も悪いので、心霊以外の危険が沢山あります。
訪問する際は、新たな怪談の主役にならない様お気を付けて・・・。

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