山口県山口市にある21世紀の森は、
アスレチックやキャンプ場を兼ねている複合施設です。

そこに行くまでは周りに何もないただの舗装された道を、
ひたすら上昇していかなくてはいけません。

昼間車で行くのには問題ないですが、
自転車で行くのは少しさびしくて怖いような道です。

また行く間にはダムの横を通ったり、
ちょっと景色を楽しむというよりかは、
度胸試しのような場所の感覚があります。

この頂上には21世紀の森の施設がありますが、
昔この駐車場で事故があったそうです。

そしてそのころから、この事故のあった場所に車を止めてしまうと、
車が動かなくなるとか何か事故が起こるとか、
あとで何かの災いが降りかかるといわれています。

私がその話を始めて聞いたのは、中学生の頃でした。
もちろん車は運転できないので、自転車で10人くらいで訪れました。

私はもともと怖がりなので、
自転車をその場所にとめたりすることはなかったのですが、
同級生の一人が自転車を悪ふざけでそこにとめたのです。
車ではないから大丈夫だといって。

アスレチックなどで遊んで、みんなで帰る時になって、
友達が自転車のブレーキが利かないと言い出しました。

帰り道は坂道が延々と続くので、不安でしたが、
足でブレーキを掛けながらゆっくり帰ろうということになりました。

しかし途中で加速が止まらなくなって、友達は転倒。
全身を強く強打し、そのまま電話して病院に行くことになってしまいました。

骨折は無かったけれど、全身擦過傷でひどかったです。
このことがあってから、噂話は本当だったんだと確信しています。

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