東京都にある飛鳥山公園には怖い言い伝えがあります。
その言い伝えを聞いたのは小学生の頃です。

小学生の頃というものは、そういった話が大好きだからです。
そういう話をすることが頻繁にありました。
そんな頻繁に行われる話の中にて偶然耳にしたのです。

それは飛鳥山公園の入り口から入ると最も奥の方にある雑木林あたりに、
以前に自殺した人の霊が出るという言い伝えです。

地元ではかなり有名な言い伝えのようです。
そして高校生になって夜でも自由に遊ぶことが許されるようになってから、
飛鳥山公園の雑木林に夜に入ってみることにしたのです。

因みに一人では本当に怖いので、男女の友人合計4人で行くことにしました。
ドキドキする気持ちがとてもありました。

そしていざ、夜に雑木林の中に入ってみました。
夜の公園なので当たり前ですが、
とても真っ暗で風が吹く音以外は何も音が聞こえない静寂さがあるので、
怖い雰囲気が漂った場所でした。

私はその雑木林の中にいるだけで恐怖感でいっぱいでした。
こんなに怖い思いをしたのは生まれて初めてではないかとさえ思いました。

しかし私自身がその自殺した人の霊を見たわけではありませんでした。
けれどもなんと私の友人の一人が実際に見たというのです。
その事実を聞いた時には衝撃が走りました。

詳しく聞くとかなり年配のおじさんであり、
全身しっかり見えるのですが、
透明がかっていて今にも透けて消えてしまいそうだったという話でした。

実在の人間が透けるわけがありませんので、間違いなく霊なのです。

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