広島県福山市から鞆の浦に続く福山グリーンラインという
展望台や公園があるのどかな山道があります。

この道路の近くには外国人労働者の為の団地や
病院等の建築物が放置されたままにされ、
緩急のある山道が車やバイクでの走行に丁度いいらしく、
夜になると猛スピードで走行して事故が多発した為に
心霊スポットとして知られています。

私が聞いた話は

  • 事故の瞬間に意識を失い、自分が死んでいることに気が付かないままそこで救助を待つドライバー
  • なれない外国での生活や仕事のストレスで心を病でしまい、自殺した外国人労働者が彷徨う団地

というもので、友人から病院にも出るという事だけは聞いています。
こういう話が好きな人に聞けば他にも曰くのあるスポットがあるのかも知れません、
福山グリーンラインはそういう場所なんです。

その日は天気が良かったので友人が運転する車で福山グリーンラインを通って
鞆の浦へ行こうという事になり、友人3人となんでもない会話をしながら
車を走らせていました。

口数が少ない友人Aが相槌も打たなくなったので眠たくなったのかと思い
Aの方に目を向けると、こわばった表情でガチガチに固まった体で足元を見ていました。

具合でも悪くなったのかと心配して友人Aに声をかけると、
今走行しているのが福山グリーンラインだからかもしれないが
子供の声が聞こえた気がして、気のせいだとは思うけど怖くなってしまったと。

その後はなるべく進行方向だけを見て、話題が尽きないようにして
鞆の浦まで辿り着き、帰りは他の道を使って福山まで帰りました。

調べると1984年に子供が誘拐犯に殺害された事件
(泰州くん誘拐殺人事件現場)があり、
事件現場近くの鞆の浦側トンネル出口近辺で子供の霊を見た、
声を聞いたというウワサがあるのですが、
友人Aが声を聞いたのはそのトンネルよりも前だったのが未だに気がかりです。

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